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ボイストレーニング・ツールについて

こんにちは!VTボイストレーナーの三浦優子です!
VT初のボイストレーナー育成&認定講座【VT-RV】はどんどんと実践に近い内容へとなってきました!
そんな今回は桜田インストラクターによる「ボイストレーニング法〜母音編〜」です!

リチャード先生の音響学・音声学の基礎講座でも母音について学びました。
歌声において母音がどれだけ重要なものなのか、VT-RV受講生の皆さんはリチャード先生に叩き込まれたのではないかと思います。
この母音を具体的にどうやってボイストレーニングで活用するかが今回のトピックですが、その前にボイストレーナーとして抑えておくべきことを学びました。

Vocologyについて

Vocologyとは発声の科学、音声ハビリテーションの科学と実践のことを指します。
ハビリテーションというのは持っている器質・機能を活かして更に発達をさせることです。
「Vocologyの父」と呼ばれている科学者インゴ・ティッツェ氏は声帯がどのように振動していくのか、声帯の振動に関わるエネルギーは何なのか、共鳴とは何なのかなどを研究されています。
RVでは、インゴ氏のお嬢様であるカリン・ティッツェ氏にストローエクササイズや年齢を通してどのように変化していくのかなどを解説していただく講義を予定しています。

歌手の永遠のテーマ「うたごえ」って何?

続いては歌声の習得とは何なのか。ここについても考えました。
「歌声は話し声を昇華したもの」もしくは「声を音楽のフォーマットに落とし込んだもの」と定義すると、音域・音色・音量やピッチの精度やリズム感などが習得するべき技術的な事柄になります。

以前、言語聴覚士であるケリー・オバート氏の講義でも「生まれながらのシンガーは厳密に言うといないと考えている」とおっしゃっていました。
生まれながら1オクターブ12音階の感性を持っている人はいません。
歌うということは、12音階のフォーマットに落とし込まないといけないということなので、声を音楽に適合させる技術習得をすることになります。
そして瞬発性や変動性もとても大切です。瞬発性にはビブラートも含まれます。
変動性がなく「棒歌い」のように真っ直ぐ歌いすぎたり、逆に変動性がありすぎるのも素人に聴こえるため、良い塩梅での変動制を習得する事が必要です。

トレーニング・ツールについて

エクササイズ作成のためのツールについても確認しました。
・Vowels(母音)
・Consonants(子音)
・Scales(音階)
・Instructor’s Voice (インストラクターの声・コンセプトに沿ったお手本など)
・Description(説明)
・Non-verbal Communication (身振り・手振りなど)

「インストラクターの声」というのはデモンストレーションをするための声を指します。
インストラクターがシンガーとして素晴らしい歌を歌うということではなく、クライアントにやってほしい声を見せるということです。
地声がなかなか出ないクライアントにインストラクターもライトなデモンストレーションで地声を出すように伝えてもおそらく解決しません。
インストラクターはコンセプトを捉えるためにトレーニングを受けるのも大事です。

身振り・手振りも重要です。
同じツールをベテランの先生と新人の先生がデモンストレーションをした時にクライアントの声の反応の仕方が違うことがあります。
(ほとんどの場合でベテランの先生の方がクライアントの声において良い成果を上げます。)
これはデモンストレーションや身振り手振りがクライアントにとってやりやすいように誘導しているからです。
デモンストレーションや身振り手振りが足りないのも伝わりにくいですが、多すぎるのもまた伝わりにくい場合があるので良い塩梅が必要です。

クライアントに習得させたい技術がある場合、目標達成に向けて手助けを行うエクササイズをツールと考えます。
説明だけでクライアントの上達・変化を感じられないのはNGです。
またインストラクター側が求めている声のコンセプトを理解しなかったり信用せずにクライアントが自分の思うがままに声を出していては「協力関係」が構築できていないのでこれもよくありません。

インストラクターはクライアントに対し、歌声における必要な要素を揃え、歌唱に耐えられる声を作っていくことが大切です。
「あ〜」という声だけでも最良な声色に触れられるようなサウンドをクライアントに作ってあげることがインストラクターの役目でもあります。
「歌う」とは何なのか?実は深いし難しいことだったりします。
常に考えながらレッスンを進めていくのもインストラクターにとって大切な要素になります。


また声帯で作られる喉頭原音は圧と息の流れる量によって決まっていきます。息を増やすことにより音量は上がっていきますが、ある一定を超えると息が抜けてるような音になってしまいます。どれくらいの圧と息の流れる量が最適なのかもグラフを見ながら確認しました。

「良い」インストラクターの指標について

インストラクターが「できること」が、クライアントができなければ意味がありませんが、クライアントが「できること」がインストラクターができないというのは単純に良いシンガーが集まっているだけとも考えられるので、インストラクターもクライアントも両方「できること」というのが理想です。
インストラクターが「できること」と「クライアントができるようにできること」は全く別の話になります。
自分が練習をして自分ができることを広げたり深めたりすることが、トレーナーとしての耳を育ててくれることにも繋がります。なのでインストラクターも自身の声をトレーニングし続けることが大切です。

これらを踏まえて、ここから今回の本題である「母音について」入りましたが、母音についてのレポートは次回となります!
今回はインストラクターとして抑えておくべきことについてでしたが、ここについて学ぶ機会はなかなかないと思うので、ぜひ参考にしていただければと思います!

ボイストレーナー資格認定講座VT-RVのページはこちら

VTチームの資格講座の音響学のクラスの様子はこちら
VTチームの資格講座の音声学のクラスの様子はこちら
VTチームの資格講座の歌唱音声学のクラスの様子はこちら

解説しているインストラクター

三浦優子
三浦優子
大阪音楽大学短期大学部ミュージカルコース卒業
宝塚音楽学校附属宝塚コドモアテネ卒業
幼少の頃からクラシックバレエを習い、毎年行われる発表会やその他数々の公演、業界最大手の舞浜大手テーマパークのショーやパレードに出演。
ダンスパフォーマンスにおいては特に活躍を遂げ、忙しい日々を送ると同時にボイストレーニングを続けるが、自分の悩みを解決できる先生となかなか出会えず「これで上達できるのか?」と不安を感じ、次第に歌を諦めてしまう。
そんな中、発声を科学的に捉え、的確なトレーニングを行えるVTチームの存在を友人から聞き、VTチームのレッスンを受講。
ハリウッド式ボイストレーニングに感銘を受ける。
現在は自身の「踊りながら歌う難しさ」を克服した経験を活かし
「ダンサーとしてミュージカルの舞台に立ちたい」
「ミュージカルに出演しているが、シンガーの枠に入りたい」
という方々を中心としたサポートに向け、勢力的にトレーニングを行っている。
全米ヨガアライアンスRYT200を取得し、ヨガインストラクターとしても活躍中。
クライアント一人ひとりに合った姿勢矯正を行うことにより、発声の改善、呼吸の改善、ダンスの改善を行い、クライアント様から高い評価を得ている。

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