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鼻声になってない?MとNの子音について

こんにちは!VTボイストレーナーの三浦優子です。
本日は、ななえインストラクーとゆうりインストラクターがMとNの子音についてお話ししている1分動画について解説したいと思います。

歌う時、鼻声はこもって聴こえてしまったり、好まれない音色でもあるので基本的に避けたいです。
ですがMとNの子音は鼻にかかる子音です。逆にMとNの子音を鼻にかからないように発声すると、閉鼻声と言われる鼻が詰まっているような状態になってしまい、これはこれで良い音色とは言えません。
ではどのようにすればいいかということを解説しています。

鼻を摘んで母音で鼻にかかっていないかというチェックをする方法

歌っている時に声を響しているのは子音ではなく母音となります。
例えば「まま」という言葉をローマ字で表すと「mama」となりますね。この言葉で響かせられるのは母音である「a」になります。

なので子音の「m」では一度鼻にかかりますが母音の「a」で鼻にかからないように響かすようにするとクリアーな音色になります。
これをゆうりインストラクターは鼻を摘んで母音で鼻にかかっていないかというチェックをする方法を紹介しています。
もし母音でも鼻にかかりっぱなしの時は、鼻を摘んでいる手に振動が伝わっていると思うので、鼻にかかっているかどうかわからないという方がぜひ参考にしてみてくださいね。

鼻を摘まなくても違いがわかってきた方はでも、歌になるとM・Nのつく言葉がくると鼻声になってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
発声練習は歌いやすい音階で同じ言葉を繰り返すので、MとNの子音でもクリアーな音色が出やすいです。
しかし歌は複雑な音階であったり、いろんな子音、いろんな母音が組み合わさっているので難易度は上がります。

母音を先に発声して鼻声にならないようにする方法

ななえインストラクターは「ま」が鼻声になってしまうのであれば先に母音である「あ」を発声して、子音に引っ張られないように発声して「ま」が鼻声にならないようにする方法を紹介しています。
これを歌のフレーズで練習する時、例えばレット・イット・ゴーの「ありの〜ままの〜」このフレーズの場合、MとNの子音が複数あります。

この時、もし「の」の部分だけ鼻声になってしまうのであれば「ありお〜ままお〜」と「の」のところだけ母音で練習すると良いと思います。
もしこれでは上手くいかないのであればフレーズ全てを母音にして「あいお〜ああお〜」と練習し、その後に子音をつけて「ありの〜ままの〜」と子音に引っ張られないように練習してみてください。

MとNの子音に関係なく鼻声になってしまう方は軟口蓋が下がってしまっていることも考えられます。
軟口蓋が下がっていると、鼻腔への入り口が広くなっているので鼻に空気が通りやすく鼻声になってしまうのです。
そのような方は軟口蓋が良い位置にきやすい「Ga」という言葉を使って発声練習をするのがおすすめです。

この時、鼻濁音にならないように気を付けること、しっかりと口を縦に開けること、しっかり舌を使って「Ga」を言うことを意識してみてください。
ここでも鼻を摘みながら「Ga」を言ってみるとわかりやすいと思います。

ご自身の声が鼻声になっているのかどうかわからないという方は、ボイストレーナーに確認してみたり、自分で録音して聴いてみてくださいね。

解説しているインストラクター

三浦優子
大阪音楽大学短期大学部ミュージカルコース卒業
宝塚音楽学校附属宝塚コドモアテネ卒業
幼少の頃からクラシックバレエを習い、毎年行われる発表会やその他数々の公演、業界最大手の舞浜大手テーマパークのショーやパレードに出演。
ダンスパフォーマンスにおいては特に活躍を遂げ、忙しい日々を送ると同時にボイストレーニングを続けるが、自分の悩みを解決できる先生となかなか出会えず「これで上達できるのか?」と不安を感じ、次第に歌を諦めてしまう。
そんな中、発声を科学的に捉え、的確なトレーニングを行えるVTチームの存在を友人から聞き、VTチームのレッスンを受講。
ハリウッド式ボイストレーニングに感銘を受ける。
現在は自身の「踊りながら歌う難しさ」を克服した経験を活かし
「ダンサーとしてミュージカルの舞台に立ちたい」
「ミュージカルに出演しているが、シンガーの枠に入りたい」
という方々を中心としたサポートに向け、勢力的にトレーニングを行っている。
全米ヨガアライアンスRYT200を取得し、ヨガインストラクターとしても活躍中。
クライアント一人ひとりに合った姿勢矯正を行うことにより、発声の改善、呼吸の改善、ダンスの改善を行い、クライアント様から高い評価を得ている。

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