レッスン予約

BLOGブログ

あなたの声種は?高い?低い?

こんにちは!VTボイストレーナーの三浦優子です。
今回は自分の声が高いのか低いのか見分ける方法について桜田インストラクターが解説しているYouTubeをもとにブログを書きました。

これは実際に私たちVTのインストラクターが受けた研修の一部となっています。
なのでインストラクターが見分けるためのポイントなどを解説してありますが、これはシンガーにとっても自分の声を考えるのにとても大事なことを言っているので参考にしてみてください。

その発声は本当に正しい?

「あなたはご自身の声が高いのか低いのか聞かれた時に、自信を持ってすぐに答えることができますか?」
「そして、その声は無理に作っていたり、自分の好みで高いか低いか決めつけていたりしていませんか?」

おそらくこのように質問されると、自信を持って「私の声は高いです!」「低いです!」と断言できる方は少ないのではないかと思います。
自分の声の可能性にまだ気付けていなかったり、誤った発声をしてしまっている方もいらっしゃいます。
ボイストレーナーはそのような方に寄り添いながら良い方向に導いていくようにレッスンを行いますが、間違った判断をしてしまうと、結果がだいぶ変わってしまうほど声は繊細なものなので、私自身もいつもこれでいいのかと頭をフル回転させながらレッスンをしています。

ソプラノだと思い込んでいる女性の場合

動画でも説明されていますが、声種を間違って判断されている方が私が担当している生徒さんの中にもいらっしゃいます。
低音声種の女性でソプラノだと思い込んでいる方。
そのような時には、少し無理して高い声にしているのか、無意識なのかなどヒアリングをしたりしてその方の声の可能性について話すこともありますし、試しにあなたの思う太くて厚い声出してみてと言うとしっかり声が出たりします。
ご本人が納得してなさそうな時は、あなたのキャラクター的に高い声がいいと思っているのだとしたら、今出してくれたしっかりした声はあなたが思っているほど低くもないし、むしろ自然帯で良い声であることを伝えると納得して声の可能性を探そうと向き合ってくれる方もいらっしゃいます。

バリトンだと思い込んでいる男性の場合

また、クラシックをされている年配の男性の方で「バリトンです」とおっしゃっていた方に「テナーの可能性があります」とお伝えすると、何十年もバリトンをしているのでそんなことはありませんと言われたこともあります。
ですがその方の話し声は高めだったので、話し声の感じで発声をしてもらうと軽やかに声が出ていました
そのことについて指摘するとご本人もショックを受けておられました。
その方にバリトンを歌うきっかけを聞いたところ、歌を始めた時の先生にあなたはバリトンだと言われたからずっとバリトンをしているとのことで、まさに動画で紹介されているような事例がありました。
このように最初から自分の声を決めつけたままレッスンをしてもなかなか上達はしませんし、ご本人が納得していないとなかなか受け入れてもらえなかったりもするので、生徒さんと向き合いながら二人三脚でレッスンすることが大切だと感じています。

声の可能性を常に追求

ご自身でボイストレーニングを頑張っていらっしゃる方も、ぜひ自分の声の可能性について考えてみてください。
動画で紹介されている、声種を間違って判断した場合に起こる事例に複数当てはまっていれば、声種の判断を見直してみると良いと思います。
発声に伸び悩んでしまった時も、今の発声の仕方が最善なのか考えてみると声の可能性を広げられるかもしれません。

解説しているインストラクター

三浦優子
三浦優子
大阪音楽大学短期大学部ミュージカルコース卒業
宝塚音楽学校附属宝塚コドモアテネ卒業
幼少の頃からクラシックバレエを習い、毎年行われる発表会やその他数々の公演、業界最大手の舞浜大手テーマパークのショーやパレードに出演。
ダンスパフォーマンスにおいては特に活躍を遂げ、忙しい日々を送ると同時にボイストレーニングを続けるが、自分の悩みを解決できる先生となかなか出会えず「これで上達できるのか?」と不安を感じ、次第に歌を諦めてしまう。
そんな中、発声を科学的に捉え、的確なトレーニングを行えるVTチームの存在を友人から聞き、VTチームのレッスンを受講。
ハリウッド式ボイストレーニングに感銘を受ける。
現在は自身の「踊りながら歌う難しさ」を克服した経験を活かし
「ダンサーとしてミュージカルの舞台に立ちたい」
「ミュージカルに出演しているが、シンガーの枠に入りたい」
という方々を中心としたサポートに向け、勢力的にトレーニングを行っている。
全米ヨガアライアンスRYT200を取得し、ヨガインストラクターとしても活躍中。
クライアント一人ひとりに合った姿勢矯正を行うことにより、発声の改善、呼吸の改善、ダンスの改善を行い、クライアント様から高い評価を得ている。

オススメの動画

松浦航大「フィラメント」解析〜後半〜

今日はものまねで非常に有名になった松浦航大君の「26人のものまねで1曲のオリジナルを歌う」と言う偉業を果たした楽曲「フィラメント」を使わせていただき、各アーティストの声色の特徴を解説していきます。

動画を見る

柔軟性&俊敏性向上ボイストレーニング

今回は僕が日頃行っているようなトレーニングをあげています。
レンジはそこまで広くはありませんが、まあまあ難しいと思うのでぜひトライしてみてください。
僕は元々の癖がPull chestなので、以前アップしたPull chest系の動画を使い15分程ウォーミングアップ代わりとして行ったあと、30分〜40分ほど自分の問題に取り組んだトレーニングを行っています。

動画を見る

オーディション直前にボイストレーナーを変えるのはあり?

当スタジオにはオーディション対策のためにレッスンに通われる方が多くいます。オーディション対策のために新規レッスンのお問い合わせを下さる方もいらっしゃります。今回は「来週、再来週にオーディションがある」もしくは「明日、本番がある」というシチュエーションで初めてレッスンに来る方についてお話ししようと思います。

動画を見る

CONTACT

レッスンをご希望の方はこちらまで。