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地声・低音開発ワークアウト(ライトチェストボイス対策)
今回は「地声が出しにくい。」「どうしても裏声歌いになってしまう。」と言うお悩みを解決するためのプログラムを公開します。 地声の発声では声帯が分厚く合わさる必要があり、その時に重要とされているのが、甲状披裂筋(TA)とされています。 このボイトレメニューでは甲状披裂筋をしっかりとアクティブにしつつ、他筋肉群との関連性を成立させるようにしています。
最初の内は地声で中音域に入るのも苦しいと感じるかもしれません。 その際には、少し休めるか苦しいと感じた音域を飛ばして徐々に慣れるようにしてください。 このボイトレメニューは声門の下の圧を高めます。その結果、疲労を感じやすくなりますので、疲労を強く感じる間は途中1,2分の小休止を1,2回挟むと良いと思います。
・地声がどうしても出てこないタイプ ・ヘロヘロした裏声をたくさん使ってしまった結果地声側が出てこない方
・女性に比較的多いタイプ ・地声がどうしても出にくいタイプ ・割と息っぽくなってしまうタイプ(特に10代前半から中頃の女の子に多い) ・合唱をやっていてどうしても裏声歌いになりすぎてしまっている女性 ・声楽系の出し方から地声系のコンテンポラリーミュージック系の方に移行していこう、もしくはそれも歌える技術を身に付けたい方 ・地声歌いをしたい女性の方
・チェストの低いところで行っていきます。 ・言葉は日本語にない「ア」と「エ」の間ぐらいを発音します。「エ」から「ア」に移動する途中くらいのところで止めておくのが重要です。 ・音響的にも地声でパワーを入れてくれやすい母音なので、通常の「ア」や、こもった「ア」みたいな発音をしてしまうと効果が全然出ないので「æ」という母音を狙って練習してみてください。 ・レガートでの強度が足りないタイプの方はスタッカートにしてみてください。一時的に声帯の閉じを上げてくれるという効果があるので、結果的に地声を強化してくれることがあります。強度が高いものなので感覚を掴んだらレガートに戻して練習しましょう。
・「AA 3 note Scale」と同じく「ア」と「エ」の中間母音を狙って練習してみてください。 ・こちらも必要に応じてスタッカートで練習してみてください。強度が高いものになるので気をつけて行ってくださいね。
・このエクササイズでは「ネイ」という二重母音を使い、比較的地声と裏声の中間を取りやすくしていきます。 ・地声をアクティブにした後なので、強く出過ぎてしまう方は薄っぺらい声で練習をして、慣れてきたら普通の声に戻すようにしてみてください。
・地声を最もアクティブにしやすい母音を入れつつ、だんだん高音域の方に抜け出していくエクササイズです。 ・「ア」と「エ」の中間母音を発音します。通常の「ナ」だと効果が少し変わってきてしまうのでちゃんと中間母音を意識して練習してみてください。 ・最初のうちは高音がヘロっと抜けても構いませんので、慣れてきたら抜けないようにチャレンジしてみてください。
・一段階地声から少し引いて地声と裏声の中間のミックスを狙ったエクササイズです。 ・先ほどの「Naa」でガツっとした地声を入れた後に、「Nay」で少しずつ地声と裏声のバランスを取っていきます。ヘロヘロに抜けてしまう場合は薄っぺらい声で練習しても構いません。慣れた後で普通の声に戻してみてください。
・このエクササイズは、子音の助けがなくなる分難しくなるためフリップ(ひっくり返る)しやすくなります。喉をあげた成分を使ってみるとやりやすいかもしれないです。 ・それでもひっくり返ってしまう場合は先ほどと同じ「Naa」、もしくは「B」の子音を挟んだ「Baa」を使い、必要に応じて難易度を下げて練習してみてください。
・このエクササイズでは地声を暴発させずコンパクトにまとめていきます。 ・喉を下げた状態で「ア」と「オ」の間ぐらいの母音を狙い、軽く深めに取っていきます。 ・子供がぐずっているような「ぐずり声」で試してみてください。
・先ほどと同じく「ぐずり声」で試してみてください。 ・エモーショナルにも聞こえたり発声もしやすくなるので「技」としてもっておくと良いですよ。
・裏声→地声に降りてくるエクササイズです。 ・比較的裏声を出しやすいイ母音からスタートし、比較的地声に持っていきやすい「AA」に降りていきます。できる方は積極的にビブラートを使うようにしてみてください。
・最後は地声のクールダウンです。 ・指を使いましょう。口を閉じた状態から指を下から上に持ち上げることで適切な力がかかります。 ・悪い例は唇を振動させることに意識しすぎて声が出ないパターンです。そのような方はシンプルに唇を意識するのではなく「声を大きく出すように!」と思って行ってみてください。
R&Bを歌いたいのだけど、キレがなく、なんとなくまったりしてしまうと言うのが悩みのクライアント様。
今日はものまねで非常に有名になった松浦航大君の「26人のものまねで1曲のオリジナルを歌う」と言う偉業を果たした楽曲「フィラメント」を使わせていただき、各アーティストの声色の特徴を解説していきます。
プロフェッショナル・シンガーで、非常に音楽能力が高い方。発声を地声モードに寄せていく事によって力強い声を作り上げていきます。
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桜田ヒロキ代表の
コメント
今回は「地声が出しにくい。」「どうしても裏声歌いになってしまう。」と言うお悩みを解決するためのプログラムを公開します。
地声の発声では声帯が分厚く合わさる必要があり、その時に重要とされているのが、甲状披裂筋(TA)とされています。
このボイトレメニューでは甲状披裂筋をしっかりとアクティブにしつつ、他筋肉群との関連性を成立させるようにしています。
最初の内は地声で中音域に入るのも苦しいと感じるかもしれません。
その際には、少し休めるか苦しいと感じた音域を飛ばして徐々に慣れるようにしてください。
このボイトレメニューは声門の下の圧を高めます。その結果、疲労を感じやすくなりますので、疲労を強く感じる間は途中1,2分の小休止を1,2回挟むと良いと思います。