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声の疲労を軽減させる方法。後編

こんにちは!VT大阪スタジオです。
今回は、ボイトレの様子を全て見せます!後編です。
歌唱時の声の疲労に悩む生徒さんにご協力いただき、声が疲れない歌い方を目標としたレッスン内容を引き続きご紹介いたします。前編のポイントは「ビブラート」でしたね。
後編のポイントは・・・ぜひ最後までお付き合いください^^

ヘッドボイスの強化

普段のエクササイズが問題なく済めば、さらに踏み込んでレッスンを行います。1オクターブの音階を使ってヘッドボイスを強化していきましょう。

しかし!声を出してすぐに、先生の「待った」が入りました。
何が原因かというと、「息継ぎの音」でした。
口で勢いよく吸っていることが問題だったのです。

口で勢いよく吸って1音目の声を出す時に勢いよく出しているのでロングトーンが維持できない

口で勢いよく吸うことに、どのような弊害があるのでしょうか?

それは、ブレス後に出す1音目の声までも勢いがついてしまい、ロングトーンなどを維持することが難しくなってしまうのです。
口呼吸は素早く吸えますが、同時に勢いもついてしまうため余計な力も入りやすくなります。
余計な力が入るとビブラートもかかりにくくなります。

ほんの少し息継ぎの意識を変えただけで生徒さんの歌い方は激変。
コントロールしやすくなった、とおしゃっていました。

しかしここで注意です。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という言葉があるように、口呼吸はやめて全部鼻呼吸にすれば良いのかというと決してそうではありません。
何事も適度なバランスというものがありますので、詳細はレッスンでどうぞ!!!

エクササイズも大詰め

ビブラートを随時使いながら、ブレスを意識し、全体のパワーアップを図ります。
地声と裏声で別々にビブラートをかけることが出来ても、繋げて歌うとなると苦戦されている生徒さん。
そんな時は、長谷川先生があの手この手で歌い方のイメージを伝えてくださいます。
本日ヒットしたのは「ビブラートする時は幽霊をイメージしてみて」でした。
幽霊の声をイメージしてやってみると、なるほど!確かに揺らしやすいです。

ビブラートに迷ったら幽霊の声を意識して、本日のエクササイズは終了です。

残りの時間は曲を歌っていきます。

生徒さんの練習曲は「いい日旅立ち」
なんだかビブラートをたくさん使いそうな選曲です。

まずは通して1番を歌い、次に細かくみていきます。

前半の歌い回しはバッチリ!今日はサビを中心に整えていきます。
サビは1文字単位で言葉の調整をします。
本当に細かいですが、その小さな積み重ねが素晴らしい歌になるので頑張りましょう。
また、曲になるとエクササイズとは力の使い方が変わり、ビブラートがまたかかりにくくなりました。
先生が随時、口の開き方、体で感じる状態など1つずつ整理してくださいます。

レッスンの最後では、1回目に歌った時よりもとてものびのびと柔軟な歌声に変わりました!

いかがでしたでしょうか?

1人1人声の状態は違いますので、その人に合わせたレッスンを常に行なっています。
自分で歌っている時には気づけないことがたくさんありますので、ぜひVT大阪スタジオの扉を叩いてみてください!いつでもお待ちしております^^

それでは、また次のブログでお会いしましょう〜!

解説しているインストラクター

山下奈央子
山下奈央子
京都府京都市出身。 4歳からピアノ、14歳から声楽を始める。 同志社女子大学 音楽専攻科修了。 大学卒業後すぐに、愛媛県坊っちゃん劇場にてプロのミュージカル俳優として活動を開始。
ミュージカルを中心に、シンガーとしてライブ出演や、チャペルシンガーとして活躍している。 日本訳詩家協会主催 歌唱コンクール2019 準グランプリ受賞。 自身の経験を活かしボイストレーナーとしても活動する。 VTのハリウッド式ボイストレーニングに感銘をうけ、インストラクター育成期間を経て、2023年VTチームと合流を果たす。

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