ボイストレーニングならVT Artist Development

VT Artist Development
LINE@でお問い合わせ

BLOG

男性だけが例外?!身長・声道・声帯の比率

/ ミックスボイス

Pocket

みなさんこんにちは、VT Artist Developmentのボイストレーナーであり勉強大好きなのに今年は思うようにできていない小久保よしあきです!

ちょっとやることが多いもんで、、、
本当は時間作って一日中ずっと本読んでたいです。

学生が羨ましい!大学生に戻りたい(笑)

さて、僕のブログ記事

「歌がうまくなるために全く価値のない科学的な情報シリーズ」

たいへん好評のようでありがとうございます。(笑)

前回まではシンガーズフォルマントのお話でした。
(※下にリンク貼っておくので、まだの方みてみてくださいね!)

今回はテーマ変えて、音声学の「たられば」について書いてみたいと思います。

みなさん「東京タラレバ娘」というドラマやってましたが、見ました??

面白かったですね〜あれ。

あのドラマは全然関係ないですが、

音声学がそもそもこうだったら、、ああだったならば、、というお話です。

なおさら必要ない情報ですが

知識収集して妄想するのが趣味の方には面白い話かも知れません。

ざっくりと、音声学が産まれた頃から振り返ってみましょう。

音声学とは、音声に関する研究を指します。
その昔、音声に興味をもった人が、

「声ってどうなってんねん」

と研究を始めたわけです。

「この『あーーー』って声はなんで『あーーーー』って聴こえるねん」と、
『あーーーー』って言いながら分析を始めました。

時代背景の問題か、研究者や研究対象は”男性”が多かったようです。
結果、研究のサンプルは男性の声が多くなりました。
というか、男性の声がベース、女性や子供の声がおまけ、
というような位置づけとなりました。

ときは経ち、

「人体の成長と発声器官の関係」の研究から、あることがわかってきました。

「人は身長が伸びることに比例し、声道も伸び、声帯も伸びるようだ。
その比率は、ざっくりおんなじくらいのようだ。
赤ん坊から子供と大体同じ比率で伸びて、女性はそのまま同じような比率で大人になるようだ。
一方、男性は、13歳前後の時期に急激に喉仏が前に出て声帯が伸び、
しかも人によって大きく異なってくるようだ。

…ん?これってつまり、男性の方が例外なんじゃないの?」

実は、そうっぽいのです。

次の画像は、男性のみ、身体の成長と声帯の長さが比例しないという図です。


(出典元:Ingo Titze、音声生成の科学)

Ingo Titze氏(1989年)は

「たとえば、初期段階で女性の声が主要なモデルとなっていたら、
音声生成の音源フィルタ理論がいまと同じ展開の過程をたどったかどうかは疑問である」

と発言しています。

いままで蓄積されてきた研究結果が根本から否定されるわけではないでしょうが、
そもそもの視点がより本質的だったなら、
いまと違う研究の歴史や結果があったかも、
というたらればでした!

最後に、少し話はそれますが、そもそも男性は、
女性のために作られたという説があります。

参照:オスはメスのために作られた!? この世界に男と女がいる簡単な理由

記事より引用:

生物にとって子孫を残すことがもっとも大切であるとすれば、
やはりメスの方が大切である。
メスは子孫を残すために莫大なエネルギーを必要とする。
これに対して、オスが繁殖に必要とするエネルギーは、
メスに比べるとずっと少ない。
そのため、オスは余ったエネルギーを使って、
メスをサポートするようになったのである。
たとえば、オスは外敵と戦ってメスを守り、
メスが安心して子孫を残せるようにする。
あるいは、オス同士が戦い合うこともある。
しかし、これも、強いオスを選ぶメスの手間を省いているのだ。
メスは子孫を残すために、コストのかかる作業をすべてオスに任せているのである。

:引用ここまで

まるで小久保家のようです。(笑)

こういう発想の科学的根拠ってあるんでしょうか?

ないのであれば、

僕もその当時について、妄想してみようと思います。

身体の大きな動物はメスの生命に危険
(同時に、生きるために重要な食料)

大きな身体の動物は
(発声器官の体積が大きいため音響力学的に)
低く強い発声であった

低く大きな声は大きな身体の動物なので危険、と遺伝子に刷り込まれた


男性は女性を守るために大きな動物と戦う必要があった

大きな動物と戦うには低く強い声を出せると効果的だった


狩りに出れる体格に成長するに連れ、
声道長だけでなく喉仏が突出して声帯が伸長し、
体格以上に低く強い発声が出来るようになった


結果、男性は子供や女性のように声帯長と身長が比例せずバラバラ。
かつ後付の進化なので、個人差がある。

こんな妄想どうでしょうか(笑)?

声帯が伸びた根拠っぽい気がしますが、
あくまで僕の妄想です(^_^;)

真に受けないようにしてくださいね。

ちなみに身体の大きさだけだったら、

男性と女性の差は10%程度

実はフォルマントの性差もそれにほぼ比例します(10〜20%程度)。

要は大した差ではありません。

一方基本周波数は約半オクターブ近く違います。

これは男性のみ不釣合いに声帯が伸びるからです。

ちなみに低い声の男性が一般的にモテるのは、
遺伝的に強そうだから、かも知れませんね。
もっと低い声出ればなあ、、、

まあいいや、これこそたられば(笑)

【参考文献】
Ingo Titze(原著), 新美成二(監訳), 音声生成の科学, 2003
Ray D. Kent/Charles Read(原著), 荒井隆行/菅原勉(監訳), 音声の音響分析, 1996
稲垣 栄洋, オスはメスのために作られた!? この世界に男と女がいる簡単な理由, 現代ビジネス, 2017

【VTチーム公式LINE】
トレーニング法やお得な情報がタイムラインに上がってきます!
VTチームと友達になろう!

友だち追加

関連記事

3kHzが強調されると何故より力強く聴こえるの?【ヲタク向け】
歌声フォルマント(Singer’s Formant)について
「高い声を出せる」は才能ですか?→はい!そうです。

この記事を書いた人

小久保よしあき
小久保よしあきTwitter:@yoshiakikokubo
セス・リッグス Speech Level Singing公認インストラクター(2012年1月〜2013年12月)
VocalizeU認定インストラクター

ニコニコ動画において「春の左利き」として歌い手活動を開始。
著名な歌い手達からも注目を集める。
Pocket

投稿者: 小久保よしあき