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SLSのボイトレって効果がないの?

/ ボイトレ裏事情 ミックスボイス

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こんにちは!VT Artist Development桜田ヒロキです!

今日は日本でもポピュラーになってきたSpeech Level Singingのボイストレーニングメソッド。
知名度が上がれば上がるほど、誤った情報も流れてしまっているようです。
そこで今日は、たま〜に聞く噂を、元公認インストラクターの立場からお答えしようと思います!

発声を実際の曲へ応用出来ない

こう言った意見は、SLSを勉強して間もないトレーナーに着いたシンガーさんから良く聞きます。
SLSではインストラクターにレベル制があり、レベル1〜5まであります。
SLSのインストラクター育成クラスではレベル1のインストラクターには「最も安全な方法」「最もリスクのない基本的な教え方」を教えます。
極力、故障を起こさないようにリラックスした状態での発声を最優先するわけです。(この技術が本当に本当に重要なのですが・・・!)
その結果、非常にボリュームを落とし、声色も裏声的な状態でシンガーに歌わせる事になります。

そうするとシンガーは「ああ、このメソッドは裏声で歌わせるメソッドなんだ・・・」と失望と言うか、勘違いをしてしまいます。

発声の理論とエクササイズを根本で理解出来るようになるまでには、それなりに長い期間の勉強と経験が必要になります。
厳しい言い方をすると「発声」と「曲への応用」を同時に考えられるインストラクターは、残念ながらあまりいないように感じます。

スキルの高いSLSトレーナーほど、安全に、よりアグレッシブな発声トレーニングを行います。

つまりはこの噂の原因は着いたインストラクターの技術不足と言える事かと思います。

VT Artist Developmentでは、全てのインストラクターが、とにかく早い段階で曲への応用を出来るように訓練、研修を行っています。

近々、どんなシンガーでもエクササイズを行いつつ順番に練習をすれば音域も音色も音量も格段にパワーアップする「マル秘のソングリスト」をこちらのブログで公開してもいいかもしれませんね!
(このソングリストはセミナーや専門学校の講義でしか公開していません。)

強い声で歌わせてもらえない

・・・もしくはブリッジングの位置が低すぎる

その結果、弱い声でしか歌えないと言う意見を聞きます。

これも声の開発の初期段階に誤解を与えてしまう事が多いのですが、
いわゆるシャウト状態(PULL状態)では甲状披裂筋の力が中高音で過剰に働いてしまっている状態です。
各種筋肉の働きについてはこちらのブログを参照してみて下さい。

これを回避するために一時的に甲状披裂筋(TA)をやや行きすぎなくらいに緩める事があります。
これは中高音域での甲状披裂筋(TA)の過剰な働きを抑制させるための方法なのですが、これを説明なしに行うとシンガーはああ、このメソッドは裏声で歌わせるメソッドなんだ・・・と失望と言うか、勘違いをしてしまいます。

ケースによってはPULL状態でも甲状披裂筋(TA)と輪状甲状筋(CT)の連動を計りながら直す事も出来るのですが、それはシンガーの現状の技量とインストラクターの技量にもよるところです。

このケースはインストラクター、そしてそのシンガーの技術不足と言える事かと思います。

ブレス・サポートを教えない

いわゆる「支え」と言うものですが、そもそも支えとは何でしょうか?

①呼気を肺から供給する
②それを声帯で受け止める。
③その結果、肺と声帯の下で気圧が生じる。

この3つのプロセスを昔からの先生達は支えと呼んだのではないでしょうか。
この場合、①と②のバランスを見ると言う意味ではSLSにもブレス・サポートのトレーニングは存在すると言えます。

ただ、このトレーニングは従来の発声?もしくは呼吸トレーニングとは大きく違うため、ブレス・サポートの訓練のように見えないではないでしょうか?

本来、支えの訓練は、強い呼気を作る訓練ではなく、あくまで①〜③の訓練。
つまり呼気とそれを受け止める声帯の閉鎖、張力のバランスの訓練であると考えています。

従ってこれは「支え」を教えないと言っている人の認識的な勘違いなんだろうと思います。

終わりに

いかがでしたか?
もし、誤った認識があった方も少しは見方が変わりましたか?

本来ボイストレーニング・メソッドと言うのは、科学と物理学の観点から見てトレーニング方法が誤っていなければどのような方法でも良いと思います。

ただ、○○先生が言っているから、○○先生の本に書いてあるから、だけで盲信してしまってはそれはカルトとなんら変わりません

僕は「ボイストレーニングは科学と芸術の融合であり、そしてそれは芸術要素の方が高い代物」だと考えています。

ハリウッド式ボイトレを詳しく学ぶにはこちらからどうぞ!

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この記事を書いた人

桜田ヒロキ
桜田ヒロキTwitter:@hiroki0059
セス・リッグス Speech Level Singing公認インストラクター(2008年1月〜2013年12月)
VocalizeU認定インストラクター

アメリカ、韓国など国内外を問わず活躍中のボイストレーナー。
アーティスト、俳優、プロアマ問わず年間2000レッスン以上を行うボイストレーナー。
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投稿者: 桜田ヒロキ